
こんにちは!就活コンサルタントのふじもっちゃんです(^^)/
多くの就活生が苦労している志望動機の作成。
就活生の皆さんは、どんな観点で「やりたい」の根拠を探していますか?
結論、やりたいこと=果たしたい役割です。
採用担当者と話をしていると、こういう考え方を持っていない就活生が多いと嘆いていました。
例え話でお伝えしていきますね(‘ω’)
携帯電話を売っている会社の面接で志望動機を聞かれたとイメージしてください。
面接官:「なぜこの仕事をやりたいのですか?」
Aさん「私は人と話すことが好きで、だから営業を志望しました。」
面接官:「人と話すのが好きなんですね。でも、他の会社でも人と直接接して話しますよね。
それと何が違うのですか?」
A「・・・」
よくあるパターンです。
私の就活時代もそうでした。
就活は質問の意図に答えようという意識が高まっていますから
答えを突き詰めようとして、自己分析を重ねては重ねて・・・
直接人と話すものじゃないとダメだとか
これじゃなきゃダメだとこだわりが強くなり・・・
本当は企画がやりたかったにもかかわらず、実行部隊(下請け会社)ばかり受けることになっていったのです。
これが意味すること。
やりたいことの根拠を探す際、手段を深ぼっているからです。
作業者になりたいのですか?
あなたのやりたいことの正体は、誰かと共感し合った瞬間からではありませんか?
例えば、人と話しをして相手が「そうなの~~」と言ってくれたこととか。
この瞬間の自分が好きなんじゃないですか?
手段も確かに好きだけど、この時の自分の役割が好きなんじゃないですか?
今回はこの手段と目的(役割)について解説します(`・ω・´)!
会社説明会や採用HPでは、商品の役割についてぜひ理解してみてくださいね。
Contents
商品やサービスは人をより良い所に連れていく物
どんなサービスでも、人をいい所に連れていくものです。
いい所とは、相手が価値を感じているところです。
なんでお金を払うと思いますか?
必要だな!と思うからですよね。
例えば、携帯を買う時は必要だなと納得して買いますよね。
なんで納得すると思いますか?
私個人の意見ですが携帯って、離れていてもすぐに繋がれるものだと思います。
遠距離恋愛中のカップルにとっては、想いを伝えあえる唯一のツールかもしれない。
災害が起こった時、家族がどこにいるのか安全なのか確認できる安心を与えるツールかもしれない。
直接は言えないけど、顔を見ないでなら本音が話せるかもしれない。
携帯にはそんな良さがある。
だから私たちは当たり前に持っている。
つまり、買う前にそんな想像をしながら必要性を実感している。
そして買うという行動をしている。
少し難しく聞こえると思いますが、商品を買う時そんなことを思って買っているかもな。
とだけ覚えていてください。
自分の好きなことをした先は見えている?
話を冒頭に戻しますが、自分の好きだなと思うこと(やりたいこと)の先は見えていますか?
自分の好きなことを見つけられているのは、すごい大きな成果です。
これまでに自己分析をしてきた賜物です。
じゃあ、次は好きなことを仕事にする段階へ突入しましょう!
それには、好きなことを活かした先を見ることが必要です。
好きなことをどう活かしたいかということです。
(好きな手段で相手をいい所に連れていくイメージです。)
これを知るためには下記のポイントで考えてみてください。
➊好きなことをした状況を思い出す
<例>友達が恋愛でうまくいっていなくて、自分を責めていた。
そんな時に自分が、相手の思い込みに気が付いてあげられたことで彼氏との関係が良くなったこと。
※誰に何をしたのか、そしてどうなったのかをイメージできるレベルで書いてみよう!
➋その時、相手は何を求めていたのか
<例>どうしていいか分からないから相談してきた(事実)
➡彼氏といい関係になりたい(感情)➡いい関係になる方法が知りたい(求めていたこと)
※事実から相手の行動のきっかけ(感情)を知るのがコツ!
➌その時、自分は相手をどこに向かわせたか
<例>彼氏といい関係を続けられた(事実)
➡彼との幸せを再び実感できた
➡もう別れ時かもしれない不安な気持ちを安心に変えられた
※事実から妄想をするくらいでいいので、想像力豊かに相手の感情を想像しましょう。
これが好きなことを通じて果たしたあなたの役割です。
この時の自分好きだな!の正体は、
この役割にやりがいや良さ(いいことしたな~~)を実感できたからです。
❹相手が満足してくれたのはなぜか
ここでは、やりたいこと(手段)の本質を探す作業です。
自分が好きなことを通じてやってあげたことが分かります。
<例>相手と話をしたことで
相手の悩みの根本に気付けたこと
その原因を引き出せたこと
解決策を導いてあげられた
※好きなこと(手段)で何ができたのかということを言葉にするのです!
<例>対話という手段(すきなこと)で問題解決ができたこと
この➊~❹のステップで自分の好きなことと自分の役割を知ることが大事です。
つまり自分の気持ちを分析する自己分析と同時に
相手の気持ちを分析する他者分析も必要という訳です。
あの時の自分好きだなという出来事を相手目線から見て、自分の果たした役割を認識します。
そうやって、自分の好きなことの先にやりたいこと(果たしたい役割)を理解する。
でもこの分析って、簡単ではなかったですよね?
あの感じなんだよな、、、と思ってはいるものの
言葉にするのが難しいですよね。分かります( ;∀;)
あと勘がいい方は
自分が経験したことしか、仕事にできないってこと!?
企業に対してサービス提供している(B to B企業)には就職できないじゃん!
と思ったと思います。
本来そんなことはありません。
でもこの考え方だけでは、視野が狭いままです。
じゃあ、どのようにして考えればいいのか。
自分の役割をもっと広く見るにはどうしたらいいのか?
世の中のサービスを観察しよう!
いくら考えても、言葉にできない・・・という方は
自分の中から答えを出そうとせず、外から気づきを得てみてください!
この記事の序盤で、商品やサービスは人をいい所へ連れていくものと説明しました。
だったら、もうすでに出ている商品から【人が求めているもの】を観察するのです!
下記のステップで考えてみてください。
最近は企業に対してサービスを提供している(B to B企業)もCMをやっていますよね。
そこで描かれていることをヒントに【人が求めているもの】を知るのです。
分析のコツは、1商品について詳しく知ることです。
例えば、クラウドサービスについてではなく、会計ソフトの楽々精算について知るということ。
1動画(ユーチューブ動画)、1番組(アメトークの女の子大好き芸人とか)、1冊の本、1映画(天気の子)というように
誰に対するものなのかをイメージできる状態で知るのです。
詳しく見ていきましょう!
①誰に対するサービスか
(参照:楽楽精算 TVCM「経理の悩み③(会計ソフト連携)」篇 30秒)
会計ソフトの「楽々精算」のCMです。
大変で、めんどうな作業を楽々精算というソフトが代わりにやってくれるという内容ですね。
誰に対するサービスかというと
「経理担当者;横澤夏子」ですよね。
②その人はなぜ利用するのか
横澤夏子は「面倒なことはやる気がでない」と言っていますね。
たしかに単純作業はだるいですよね。(商品の箱入れとか、在庫を補充するときとか…)
なぜ横澤夏子は使いたいのかというと「面倒なことを楽にしたいから」ってことですよね。
③利用した先に相手をどこに向かわせるものか
楽々精算が面倒な作業を楽にしてくれる。
そして、作業時間を短くしてくれる。
横澤をいい所に連れて行っていますよね。
ここで終わりではありません。
その先にもっと横澤夏子をいい所に向かわせることができそうか?ということです。
面倒なことがなくなって、仕事を楽しむようになるかもしれません。
作業時間が短縮されて、仕事に余裕ができて
もっと自分に経理部としてできることはないか?と考えるようになるかもしれません。
それによって新しいアイディアが生まれるかもしれません。
これが商品の果たしている役割です。これに納得するから、買うのです。
なので”面倒なことが楽になったら”、どうなるのかな?
と想像してみてください(`・ω・´)
「かもしれないな~」くらいでいいのです。
ここに証拠はいりませんので、自分なりに想像するのです!
④自分の果たしてきた役割とその商品の役割がマッチするか
そして、商品の役割と自分の役割がマッチしそうか?と考えるのです。
※自分の役割とは
「好きなことをした先は見えている?の段落で解説した自分の果たしてきた役割👇」
➌その時、自分は相手をどこに向かわせたか
<例>彼氏といい関係を続けられた(事実)
➡彼との幸せを再び実感できた
➡もう別れ時かもしれない不安な気持ちを安心に変えられた
※事実から妄想をするくらいでいいので、想像力豊かに相手の感情を想像しましょう。
これが好きなことを通じて果たしたあなたの役割です。
この時の自分好きだな!の正体は、
この役割にやりがいや良さ(いいことしたな~~)を実感できたからです。
世の中にある商品と自分の好きな役割を重ねられると
好きなことでやりがいを感じて働けるのです。
商品の役割を自分の好きな役割に置き換えられるかが大事
自分に置き換えて考えることができれば、やりたいことを仕事にする選択肢が広がります。
自分が実際に経験したことがないことをやりたいというのは難易度が高いですが
自分に置き換えて相手の悩み、求めているものを理解すればやりたい理由が言えます。
自分に置き換えて考える。つまり相手の感情を自分ごとで理解することが必要というわけです。
相手の感情を自分ごとで理解することを心理学用語で共感的理解と言います。
これを高めていくには、まずは自分の感情を知らないと知りようがないのです。
(共感しようがない)
自己分析をして終わりではない
自己分析はとっても大事です。
でも自己分析は主語が自分なんですよね。
つまり、自分本位の好きなことしか出てこない…。
自己満足の領域から抜けられないというわけ。
だから、自分の好きなことをして相手をどこに向かわせられたのか?
相手は何を求めていたのか?
自分は好きなことで相手に応えることができた状態が好きなんだ。と腹落ちできるのが理想です。
そのために自分に置き換えて考えるという考え方を鍛える必要があるのです。
自分を知って➡相手を知る➡相手に自分を置き換えるということ。
言い換えると、自己分析➡他者分析➡自己と他者を融合させること。
この鍛え方についてはまたにします!(笑)
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