
こんにちは!就活コンサルタントのふじもっちゃんです(^^)/
働き方改革が進んできて、福利厚生が充実している企業が増えてきていると思います。
そんな中、アメリカから登場してきた社員の満足度を上げると会社も成長する。
だから会社を成長させたいなら、まず社員のことを考えるのがいい。という考え方が話題になっています。
今回はその件について気になった記事を紹介しつつ
会社を選ぶときに見るべきポイントについても最後の方でお伝えしていきます!
Contents
企業成長に欠かせない”従業員体験”とは?
アメリカを中心に広がっている”従業員体験(EX)”。
これは、社員が会社で働く上で体験すること全てを指している。
たとえば、休みの取りやすさ、社員同士のコミュニケーション、給料が決まる評価制度
入社して仕事を覚えるまでの研修、失敗をしても大丈夫という安心感などの他にも
給料などのお金の面での満足感、有給やフレックス制度などの柔軟な環境
研修制度による成長実感を得れること、社員同士が感謝や褒め合う文化による満足感
これらの従業員満足から、会社を信頼し自己成長と会社の成長を考えるようになる。
結果的に自ら仕事のパフォーマンスを向上できるというものだ。
仕事内容が面白いからと言って、給料が安く、自分が認められている実感がない環境では
「頑張ろう」と思えないのだ。
従業員体験を重視する背景
そして今、重要視されている考え方が👇
「自社の従業員に働きやすい環境を整備できない企業が、
より多くのお客様に満足していただく商品やサービスを作ることができるはずがない」という考え方が根底にあります。
モノやサービスや飽和する今日、
他社と自社の商品の差別化を図って収益を増大させるために、
まず自社の働く環境を見直している企業も増えてきています。
よりよい商品やサービスを提供するためには、まずEXを見直す必要がある
(※EX=従業員体験)
今までは顧客ファーストが当たり前とされていました。
しかし、転職がするのが主流になっていたりフリーランスなどの働き方も増えてきたことで
優秀な人材の確保や、離職防止を考えていかなくてはいけない状況になってきた。
また、労働人口が減少する中で生産性を上げていく必要もある。
そのためには、社員一人ひとりが当事者意識をもって、改善できることを考えたり
新しいアイディアを提案していく(したいと思える)環境を作ることが重要だということです。
(社員のエンゲージメントとも言う。社員が会社に貢献したいと思い、自己成長と会社の成長を一緒に考えている状態)
では、具体的にどのような取り組みがされているのか?
①従業員体験(EX)を向上させる取り組み例
<ネオキャリア>
社員のニーズから生まれた研修制度。
「グループ内で活躍している社員ともっと接点を持ちたい」「業務効率を上げるスキルを学びたい」「限られた時間で生活の質を向上させたい」などがあり、いまではこの3つを中心に講座をつくっています。
(参照:【社員の生産性を10%アップ】社内制度の活用促進にも貢献した「ネオキャリア大学」の仕組み)
仕事で直接関係のあるスキルだけでなく、ヨガやお金のことなども学ぶとこができる。
また、役員や他の部署の方の話を聞けて知見を共有できる機会も設けている。
講座はほとんど満席、リピートして受ける社員も多いそうです。
このような制度を利用して成長実感を得ることができる。
そして学んだことを仕事で試してみて、実用できるとやりがいを感じるきっかけになる。
②従業員体験(EX)を向上させる取り組み例
<wevnal>
離職の多さをきっかけに社員同士を褒め合い、ポイントを送りあえる”ユニポス”というツールを導入した。
弊社はどちらかといえば社員個人の働きに依存する労働集約型の組織です。
そういった組織はどうしても激務になりがちですし、仕事もマンネリ化しやすくなります。
それが働きがいの低下につながり、離職率を高めていたのです。
社内の人間関係にも課題が見つかりました。
一部のメンバーは仲が良いのですが、それ以外の人とはつながりが薄く、会社全体が仲間になれているとはいえない状態でした。
ユニポスで仕事を頑張っている社員や、
縁の下の力持ちのようにいつも見えないところで頑張っている社員を褒めてポイントを送ったそうだ。
そして、ポイントが高かった社員を表彰する。
この取り組みによって、社員がどんなことをしているのかがわかる様になったそうです。
社員同士の結束を深めることができたそうだ。
③従業員体験(EX)を向上させる取り組み例
<YCP Japan>
360度評価という自分に関わった社員全員から良かったこと、悪かったところを評価してもらう制度もある。
YCPはプロ人材を育てたいという考えが強く、
自分の現在地はどこにいて、何が足りないのかを自覚できるようにするために
このような制度を導入しているそうです。
この評価を通して、得れるものについてこのように話している。
最終的なゴールは「どうやったらその人が変われるか、成長できるか」です。
そのためには、そのメンバーのことを真剣に考えてくれている他人の言葉が重要になります。
さらに、そのやりとりを全員で見れる機会があるのが大事なポイントです。
キャリアを歩む中で、他メンバーが経験するシチュエーションは、いつか自分にも降り掛かってくるものです。
「このポジションになると、こういうことが起きるのか」「こういう状況になるとこうなるのか」という経験値や、「そういう時はこういう対処したよ」「それはこうすると良かったね」という対処法を全員でシェアできるのは、将来の学びを先取りできるという意味でも、非常に意義があると思います。
現在の自分はどの段階で、成長するために必要な課題を認識できる。
そして自分よりステップが先の人は、どんな評価をされているのか知ることができるのはとても面白いですよね。
あの人でも課題はあるのか~と知れたり(笑)
自分が成長するためには、、明確な課題があった方がいいという方には合っていると思います。
就活生が陥りがちな問題「お金かやりがい」「人か仕事内容」
就活生にお伝えしたいことは、「お金かやりがい」もしくは「人か仕事内容」という問題ではないということです。
全てが連動しているんです。
やりがいの根本は、失敗できる環境で挑戦して学べている実感や
ミスをカバーしてくれたチームメンバーの温かさ、ありがとうや褒めてくれる風土
給料の判断基準が納得いくものなのか、働きやすい柔軟な環境なのかなど
そういった要素それぞれが会社に対して”愛着”を生むのです。
会社からGIVEされたら、自分もGIVEしたくなる。
それが褒められたり評価されてお金や昇格に反映されたり、ありがとうという言葉で感謝されたりすることで
やりがいを感じるサイクルが回るのだ。
就職先を直観で判断するのも大事だと思いますが
上で紹介したような制度があるのか、上司との面談の機会はどのくらいの頻度で何を話すのかを確認する。
そして自分はどんな環境がいいと思うのか、働くイメージをして考えてみましょう。
実際に社会人で必要なお金を計算してみるとか
満員電車に乗ってみるとか、同じ生活をしてみるのもいいと思います。
あと、Vorkersなど口コミや退職エントリも少し参考にしてみて
何が不満で退職したのかという事実を見極めて判断してみてはいかがでしょうか。
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