
こんにちは!就活コンサルタントのふじもっちゃんです(^^)/
就活で「仕事を通じて成し遂げたいこと」や「将来成し遂げたいこと」を聞かれることってありますよね?

そうなんです…。
なにを言ったらいいのか分からなくて…。

分かります。
成し遂げたいことは企業に入る目的を聞いています。
目的のために企業に入るという考え方です。
という訳で今回は、「成し遂げたいことの考え方」について解説していきます!
今回は、就活に限らす今後必要になってくることで大変重要なことです。
この記事は志望企業や志望業界がある程度ある前提でお話ししていきます。
企業選びや業界が決められないという方は、この記事の業界研究のやり方というところを参考にしてみてください。
▶【志望動機の深掘りが怖い・・】業界研究・企業研究のやり方・収集する視点を知れば解決できる
Contents
働く=価値提供・役割を果たすための手段
初めに耳が痛いかもしれませんが、大事な話をします。
働く=価値提供・役割を果たすための手段ということです。
自分の目的(=こんな価値を提供したい!こんな役割を果たしたい!)を達成するための手段として
企業を選ぶということです。
そして達成するために、「自分ができること(スキル)」を身に着けるのです。
ここめっちゃ大事です。
経団連も終身雇用は難しいと発表
経団連も終身雇用は難しいと発表していますよね。
現実問題として、大企業でリストラも起こっているんです。
大企業でも45歳以上の社員はリストラがされている現実があります。
ただ働く社員(自分はこのままでいいんだという考えの社員)はいらないということです。
まだ働いていない就活生であっても、入社して満足という人はいらないんです。
入社する目的を持つことが成長をイメージさせる
経団連の中西さんは、「企業の中でキャリアをつくるのではなく、自分でキャリアを作る必要がある」と言っています。
今までは、企業の中で係長➡課長➡部長➡役員➡社長というように出世して形成していくのが主流でした。
今後は、自分がやりたいことや、なりたい自分になるために必要なスキルをつける。
そして働く場所や手段を選択する必要があるということです。
企業でキャリアを作る=出世
自分でキャリアを作る=自分のやりたいことやなりたい自分に必要なスキルを身に着けて
自分で働く場所を選ぶ。(転職、独立、パラレルキャリア、副業など)
つまり大事なのは、入社する目的を設定するということです。
何がやりたいのか?どんなことにわくわくするのか?から、必要な手段を考えることが重要。
もしくは、今まで果たしてきた自分の好きな役割と重なる部分が多い手段(仕事)を選択し
なりたい自分像を描けるかが重要。
まだ社会に出ていない就活生であっても
企業が終身雇用は難しいと言っている状況に、
Aさん:「自分の目的や目標の達成のために、企業を手段としてできるようになることを増やしていきたいです!」
Bさん「御社に入って頑張ります!」
入社して満足なBさんに対して、目的意識のあるAさんの方が「優秀だな!」「成長しそう!」と感じるのは当然ですよね。
でも、やりたいことない…
「やりたことがない…」のは当然と言えば当然だと思います。
やってみてみないと分からないですから。
また就活生は3極化しているように思います。
①やりたいことがなくて困っている
②やりたいことがあって、会社も明確になっている
③やりたい事と言えるほどでもないけど、好きな役割はある
②が良くて①が悪いとも限らないのです。
②だってやってみて違うなと思って早期退職する可能性は大きいです。
企業もそのパターンは経験しているので、あまりにもこだわる人はあえて落とすということもあります。
しかし、③がある人とない人では就活で差が出ます。
過去の経験から自分の役割を認識できていて、さらに企業でどうしたいのかが言える就活生は
入社する目的も明確でいて、成長意欲も感じるケースが多い。
やりたい事がある②の人もない①の人も
③の様にどんな役割を果たしたいのかという見方で考えていくといいですよ。
具体的には「誰に」「どんな価値を提供したいのか」(もしくは「どんな役割(存在)を果たしたいのか」)という見方で目的を考えてみてください。
①の就活生は、仮の目的でいいんです。何となく興味ありそうかな。くらいで考えましょう。
②の就活生は、そのやりたい!と思っている事は「誰に」「どんな価値を提供をするものか」
「どんな役割(存在)を果たすものか」を考えてみましょう。
必要なこだわりとそうでないこだわりが分かるはずです。
これには業界・企業研究をするのがいいですよ。
具体的なやり方については、下記の記事を見てくださいね!
③の人は、好きな役割を企業で活かせるように見つけていきましょう。
これも業界・企業研究で
「誰に」「どんな価値を提供をするものか」
「どんな役割(存在)を果たすものか」を理解して自分と当てはめることで解決できます。
成し遂げたいこと=どんな価値提供・役割を果たしたいのか
面接やESで聞かれる、「成し遂げたいこと」は入社目的を聞く質問です。
その手段として当社を選んでいるか。を見ているのです。
だから、何となくでもいいので「いいな」と思える企業があるなら
- 「誰に」
- 「その企業はどんな価値を提供しているか」
- 「その企業はどんな役割を果たしているのか」
●「誰に」の具体例
企業もしくは個人/経営者もしくは担当者/特定地域もしくは全国/消費者もしくは社内/
一般層もしくは富裕層/男性もしくは女性
●「どんな価値を」の具体例
広告➡必要な人に必要なものが届く価値
商社➡提供できるネットワーク力から商品をよりいい物に差別化できる価値
コンサル➡経営課題を解決できる価値
●「どんな役割(存在)を」の具体例(○○して○○する役割)
広告➡広告主と消費者をつないで、新しい出会いを作る役割
商社➡最適な材料を調達して、メーカーを助けたり消費者のニーズに応えて
日本のもの作りを支える役割
コンサル➡経営支援をして、日本経済の未来を支える役割
価値と役割は似ていて混乱しやすいですよね。
※ポイントは役割の方が視野を広くして見ているということ
ですので、役割はなりたい自分とリンクしやすいです。
価値の方はやりたこととリンクしやすいです。
難しかったら、一緒にして考えても問題はないです。
成し遂げたいことの考え方
成し遂げたいことの設定方法
⑴「誰に」「どんな価値を提供したいのか」
⑵「誰に」「どんな役割(存在)を果たしたいのか」
<成し遂げたいこと例>
広告業界でしたら
⑴必要な人に必要なものが届く価値
⑵広告主と消費者に新しい出会いを作る役割
⑴か⑵かは自分の志望動機とどう合わせたら自然かという見方で選んだらいいです。
志望動機では、自分の過去を根拠に「成し遂げたい事」と一貫性持たせていくのです。
この内容については、下記の記事で解説していきます。
▶(志望動機が作れない・・)志望したきっかけ・経緯も答えられる深掘り方を解説!
成し遂げたいことがどこでもできることになりがち
企業の業務内容ではなく、
自己分析から「成し遂げたい事」を考えた時に陥りやすいのは
漠然としたどこでも当てはまる「成し遂げたい事」になってしまうこと。
<悪い例>
「影響を与えたい」
「人に喜ばれたい」
「人に貢献して、自分も成長したい」
どんな企業も何等かに貢献して成り立っているんです。
そういう人は、自分が思い描いている影響ってどんな影響だろうと書き出すことと
具体的な会社1社について、その会社が与えている影響を書き出して
自分と合うか試してみると具体化できますよ。
自分が思い描いている影響を具体化するためには、
自己分析で自分の好きな役割を言語化する必要があります。
それについては、下記の記事で解説してあります。
企業が与えている影響を具体化するには、業界・企業研究で確かめる必要があります。
下記の記事では、面接で必ず聞かれる「なぜこの業界なのか」に対して答えられる実用的な業界・企業研究について解説しています。
入社する目的は自分にとっても大切なもの
自分自身にとっても「入社する目的」を設定しておけば
仮に入社して違ったかも?と思っても
違うと思った理由から、どう違ったのかが見えてきます。
もっとどんなことがしたいのか?が見えてくるきっかけにもなります。
選択し直すタイミングや自分の選択が間違ったと疑う時は必ず来ます。
その時のためにも、仮でもいいから目的を設定しておくのです。
まとめ
◎成し遂げたいことは入社する目的
➡働く=価値提供の手段、自分好きな役割を果たす手段
自分の目的のために、企業を手段としているのがベスト。
◎成し遂げたいことを考える方法
➡「誰に」
「その企業はどんな価値を提供しているか」
「その企業はどんな役割を果たしているのか」
を理解する。
➡①「誰に」「どんな価値を提供したいのか」
②「誰に」「どんな役割(存在)を果たしたいのか」
から設定する。
広告業界だったら「消費者と企業を共感でつないで、新しいきっかけを作る」とか。
※漠然としすぎてどこの会社でも当てはまるものはだめ。
企業が聞いているのは、ここに入社するあなたの目的。
自己分析について➡就活が意外と知らない強みの見つけ方とは?
業界・企業研究について➡【面接に直結する業界研究】やり方を具体例つきで解説!
就活のためだけではなくて、自分の将来が楽しいものにするためにも向き合っていきましょう。
質問やリクエストがあったら、ライン@からお待ちしております(^^)/
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